豆と自然

コーヒー豆の焙煎、販売の開業を目指す。まだ何も始めていない。コーヒーと山とランニングが好き。

お家でコーヒーを淹れて飲もう【超入門編】

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カフェやコンビニでコーヒーを飲まれる方も、家では淹れないという方は多いのではないでしょうか?
 
ステイホームでいつもより家にいる時間が長くなったあなた。
ゆっくりお家でコーヒーを淹れてみてはいかがでしょうか?
 
お家ではコーヒーを淹れたことがないという方に向けて、コーヒーの淹れ方をまとめてみました。
 
簡単に器具を揃えられて手軽においしいコーヒーを飲むにはハンドドリップが適しています。今回はハンドドリップでのコーヒーの淹れ方をご紹介致します。
 
おいしいコーヒーを淹れるには、飲む前に豆を挽くことが最も大切ですので、焙煎された豆をお家で挽くという前提でお読み下さい。。
 
お気に入りのカップでおいしいコーヒーを淹れて、ゆっくり読書なんて最高ですよね。
 
 
【インデックス】
①器具は何が必要なの?
②豆は何を買えば良いの?
③どうやって淹れたら良いの?
④まとめ
 
 
①器具は何が必要なの?
 
コーヒーミル(豆を弾く機械) 
フィルター
ドリッパー(フィルターを固定する器具)
 
この3つで自宅で豆を挽いておいしいコーヒーが飲めます。カルディのコーヒーコーナーへ行っても良いし、Amazonで買っても良いでしょう。ミルは電動のものだと3000円程度から、手動のものだと2000円程度からあります。
私のおすすめは電動のものです。何よりも手軽ですからね。手軽じゃないと続かないタイプなので。
ドリッパーとフィルターはカルディで売っている一番安いもので十分です。数百円からあると思います。お湯を注ぐポットも大切ですが、ドリッパーに少しづつゆっくり注いであげれさえすればまずは良いでしょう。慣れてくると注ぎ方の細いものを買って下さい。
 
 
過去、私が使っていう器具をご紹介した記事です。
 
②豆は何を買えば良いの?
特に自分の好みがなければ屋号がついているような一番その店のメインとなるブレンドで良いと思います。種類よりも「焙煎したての豆か?」という点を重視して下さい。
焙煎して1週間以上経っている豆が店頭に並んでいることは多々あります。最近では注文後に焙煎してくれるお店もありますね。ネットで調べて出来る限り焙煎したての豆を提供しているお店を選びましょう。
また、お店の方に風味の好みを伝えると良いと思います。
 
「苦味の強いものが好き」
 
「酸味がのあるすっきりしたものが好き」
 
この程度で十分です。次回買うときにはその日買った豆を覚えておき、
 
「この前買ったAという前より少し苦味のあるものを下さい」と伝えて下さい。
 
そのうち自分の好みに合った豆が見つかると思います。
 
 
 
③どうやって淹れたら良いの?
コーヒーの味は主に以下の要素で決まります。
 
豆の種類
焙煎度合い(深煎り 浅煎り)
挽き方(細かい 粗い)
お湯の温度
 
初めはすべて標準で淹れてみると良いでしょう。
 
標準って何?という話ですが、コーヒーの入門書などを参考にすると良いと思います。
勝手に定義させてもらうとすると、
 
豆の種類 →店の名前のついたようなブレンド
焙煎度合い →深煎りでも浅煎りでもないミディアム
挽き方 →中挽き
お湯の温度 →85℃程度
 
という具合でしょうか。
 
 淹れ方については深堀すれば色々な要素があるので興味深いです。しかし、上記の淹れ方でも缶コーヒーなどに比べると圧倒的においしいコーヒーを淹れることができます。あとは好みの問題なので少しづつ知識を深めていかれたら良いと思います。
 
 
 
④まとめ
いかがでしたでしょうか?あまりコーヒーに興味がない方は上記の内容でも少しめんどくさく感じてしまうかも知れません。でもおいしいコーヒーが飲みたいと少しでも思われる方は非常に簡単にお家でおいしいコーヒーを飲むことができるので、是非試して頂ければと思います。
 
私も皆さんに簡単においしいコーヒーを飲んで頂けるよう、焙煎の勉強とネット販売の準備を進めていきます。
 
 
 

モノ消費とコト消費から考える「豆と自然」のかたち。

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モノ消費からコト消費へなどと言われて久しいが、私の世代(30代前半)ではまさに経験を重視するという価値観を大切にしている人が多いのではないでしょうか。
 
バブルの香りが漂う90年代を生きてきた私にはモノの価値を重視する人の気持ちもわからなくはないですが、ブランド物や高級車など見栄の塊のようなモノに執着するなんて私には無縁の世界です。
 
 
There’s only so much fortune a man really needs and, the rest is just for showing off.
 
− 本当に必要なお金なんて少しだけで良い。残りは全て見栄を張るためのもの。
 
 
映画「フォレストガンプ」で、フォレストの母親が言っていたセリフです。
 
激しく同意するとともに、私は残りのお金を見栄を張るためには使いたくないなと思いました。
 
そんなモノに大金を使うのであれば旅行やコンサートなどの体験や、自己の成長につながる習い事などの経験にお金を使いたいと思います。
 
しかし、私はこれからコーヒー豆というモノを売っていかなくてはなりません。
 
実店舗も持たず、ネット販売のみではたしてコーヒー豆は売れるのでしょうか?
なかなか難しいと思います。
私なら縁もゆかりもないネットショップでモノを買おうと思わないからです。
 
それではどうすれば興味を持って頂けるか?と考えると、やっぱり付加価値として「経験」を提供する必要があると感じています。
 
「コーヒー豆の購入を通して私は○○に貢献している」と思って頂けるような経験を提供する必要があると思っています。
 
少し話が大きくなりすぎているかもしれませんが、アウトドアブランドのパタゴニア1985年以来、自然環境の保護/回復のために売上の1%を利用することを誓約しています。
この精神に惹かれてパタゴニアのファンになっている方もいるのではないでしょうか。
 
私もパタゴニアの製品を買う際、心のどこかで自然環境の保護に役立てていると思うと気持ちが良いです。そういった気持ちにさせてくれるパタゴニアってすごいなぁと思います。
 
コーヒー豆の販売を通して、その収益を同世代のチャレンジしている人や、コロナで大変な思いをしている人達の役に立つようなことに投資していきたいと思います。
 
そして購入してくださる皆様が、その活動に賛同頂けるように活動報告していくことを目指します。
 
豆と自然は、そんな優しいブランドに育てていきたいなぁ。
 
 
 

コーヒー豆の焙煎をしてきたので備忘録をつけておきます。

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コロナ自粛期間にコーヒー本を読みあさり、「家業であるコーヒーショップを継ぐのは私だ」と勝手に先走りブログまで立ち上げたのですが、いかんせん焙煎をしたことがありません。
 
当初は父親の焙煎した豆を父親の喫茶店名でネット販売しようとしていましたが、紆余曲折あり現在は父親が焙煎した豆を私が買い取り、オリジナルブランドとしてネット販売することを予定しています。
 
父親はネットの世界には疎いみたいで、ネット販売に関しては私が担当するということです。
 
今のところ販売する豆に関して私が焙煎をすることは考えていませんが、コーヒー豆に関しての知識は深めていかなくてはなりません。
 
「われわれは人々の幸せは丁寧な暮らしの中にあると信じ、コーヒーや自然を通じてサステイナブルな新しい価値感を皆さまと共有したいと考えています」などと生意気なコンセプトを掲ているのに、焙煎のことを何も知らないなんて恥ずかしいですからね。
 
百聞は一見に如かずということで、早速父親の喫茶店にある焙煎機で焙煎の練習をさせてもらうことにしました。
 
焙煎方法について、以下備忘録を兼ねて記しておきます。
 
①欠点豆を取り除く
少量の豆を盆に広げて、虫食い豆や貝殻豆、異物などをハンドピックしていきます。
これはかなり地味な作業であるが、味や風味にも影響するので丁寧に行いました。

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②焙煎機に投入
あらかじめ焙煎機の温度を100℃に予熱しておきます。そこにハンドピックが完了した豆を投入。
 
③焙煎開始
豆を投入して4分で焙煎機の温度を150℃になる火力で焙煎しました。それ以降は1分ごとに10℃づつ上昇するように火力を調整。豆投入の13分後に取りだします。
 
④荒熱を取り
取り出した豆は高温なので、そのまま放置してしておくと予熱で焙煎が進んでしまいます。
酢飯を冷ます要領でパタパタとうちわで扇ぎ荒熱を取ります。

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④再び欠点豆を取り除く
焙煎後にも欠点豆を取り除きます。品質が劣る豆は早く焦げたり、色合いが薄かったりと火の通りでも判別することができます。
 
 
 
以上が先日私が経験した焙煎の流れです。
 
単純といえば単純な作業ですが豆の種類、温度、湿度など無限の組み合わせがある中で、いかに高い再現性で高品質の豆を焙煎するかという点に関して、気を使いすぎることはないみたいですね。
 
これからは師匠である父のもと、豆選びや焙煎の修行を積んでいきます。
 
ところで、最近NHKあさイチで深煎りの豆(ニコチン酸を多く含む)と浅煎りの豆(クロロゲン酸を多く含む)をブレンドしたコーヒーが健康に良いと特集されていたようです。
美容や老化防止に良いとの事。
 
父親が早速お店であさイチブランドなるコーヒーを提供していたので、一杯頂いたのだが味がちぐはぐでどうも私の口には合いませんでした。
 
ひとつ感じたのは、常識にとらわれず貪欲にいろいろなブレンドを試していきたいと思ったことです。